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先輩インタビュー INTERVIEW

急性期看護から透析看護へ。多様なキャリアを歩める大久保病院の魅力

兵庫県明石市・大久保にある特定医療法人誠仁会大久保病院 透析室で働く看護師

透析室 看護師

高校を卒業後、老人保健施設で介護職として約5年勤務。その後、看護師を目指してはくほう会医療専門学校に進学。大久保病院には2015年1月に看護補助者として入職し、2018年からは看護師として勤務。

<目次>
大久保病院を選んだ理由
多様なキャリア形成ができる病院
多職種チームで関われる
子育ての理解、周りのサポート
今後の目標

介護福祉士から看護師へ

高校を卒業して老人保健施設に就職しました。そこで介護職として実務経験を積んで、介護福祉士の資格を取得しました。看護師を目指そうと思ったのは、医療的ケアが必要なご入居者様に関わった際に、「あなたも看護師に向いているよ」とご入居者様から言ってもらったことがきっかけです。

老人保健施設には、口からのお食事が難しく胃瘻で経管栄養の方も入居されていて、看護師にお願いしないといけない仕事がありました。看護師の処置をそばで見ていて「私も勉強して、もっとできることを増やしたい」という思いが強くなり、25歳の時に看護師を目指すことを決意しました。

大久保病院を選んだ理由

祖母が大久保病院で看護師として働いていて、奨学金制度があることを教えてくれました。すぐに奨学金制度の申し込みをして、専門学校に入学するまでの間、看護補助者として大久保病院で働かせていただきました。その後3年間専門学校に通い、卒業して今度は看護師としてのキャリアを大久保病院でスタートさせました。

兵庫県明石市・大久保にある特定医療法人誠仁会大久保病院 透析室で働く看護師

多様なキャリア形成ができる病院

2東病棟(内科・急性期)で3年ほど働き、その後一人目の子どもを妊娠しました。産休・出産・育休を経て、急性期病棟に復帰して勤務していました。そこで、透析導入で入院される患者さんを担当させていただく機会がありました。それまでは透析について触れる機会は少なくあまり知らなかったのですが、少し勉強して調べてみると透析看護に興味を持ちました。

子育てをしながら、看護師としての働き方についても少し悩んでいたタイミングでもあり、透析室では夜勤がない働き方も可能だと思い、病院に異動希望を相談しました。透析の知識も経験もなかったので難しいかなと思っていたのですが、受け入れていただけることになりました。

透析看護

入退院で患者さんが短いスパンで入れ替わっていく急性期病棟とは違って、透析室では患者さんと週2~3回ペースで継続的にお顔を合わせます。看護師の役割も、手術・治療して退院が目的だった病棟看護とは異なり、透析治療に通われる患者さんの普段の生活・病院にいない時間にも思いを巡らせる必要があります。

高齢者の方も多く、透析に通い続ける中で足腰がだんだん弱くなってきている方や、前回から体重が増えてしまっている方など継続的に関わることで変化に気付くことができます。そうした患者さんには「普段の生活で困っていることはないか?」「お食事のコントロールができているか?」と病院外での生活にまで視野を広げて関わっていくことが求められます。

兵庫県明石市・大久保にある特定医療法人誠仁会大久保病院 透析室で働く看護師

多職種チームで関わる

透析室では、医師・看護師・臨床工学技士(ME)が一つのチームとしてすぐ近くで働いており、職種に関わらずみんなで患者さん全体を診ています。健康上の変化があればすぐに情報共有・相談ができ、その場で話し合いながら素早く対応していくことができます。多職種と近くで働くことで、さまざまな学びを得ることもできていると感じます。

透析の患者さんは、治療中は3~4時間ずっとベッドの上でお過ごしになられます。患者さんのその日の体調などに気を配りながら、ちょっとした動きに気づけるように注意深く観察することを心がけています。

異動後の受け入れフォロー

育児休暇から復帰してすぐの時は、正直自分のペースをうまくつかめずに、急性期病棟ということもあってバタバタと余裕がない状態で働いている時もありました。

透析室では治療が始まると患者さんはベッドの上でじっとされているので、比較的静かな時間が流れます。透析室に異動してきたはじめの頃は分からないことも多かったのですが、ある程度ゆっくり機械を見ながら教えていただくことができました。ゆっくり指導していただけたことで、自分の頭の中で振り返りをしながら理解することができました。

兵庫県明石市・大久保にある特定医療法人誠仁会大久保病院 透析室で働く職員

子育てへの理解、周りのサポート

大久保病院で働く看護師の同僚には子育て中の方も多く、病棟勤務の時も透析室に移ってきてからも、周囲の理解やサポートに助けてもらってきました。育休から復帰後に子どもの体調不良で急にお休みになってしまった時にも「お互い様」と言ってくれる同僚たちに助けられました。

透析室に異動した現在も第2子の出産を控えているのですが、子育てと両立しながら働きやすい環境を作ってくれていることは大久保病院の魅力の一つだと感じています。

兵庫県明石市・大久保にある特定医療法人誠仁会大久保病院 透析室で働く看護師

今後の目標

私が透析看護に興味を持ち、病院に異動まで叶えていただいたので、今後透析についての知識を深めることは頑張っていきたいと考えています。今は出産前ということもあり、職場の皆さんにサポートしてもらってばかりですが、復帰後は私が同僚のフォローに回れるようにしたいです。子育てや家庭と両立でき、看護師が長く働ける職場を支える側になっていければと思います。

(写真・インタビュー・文:MottoBrand 福井勝雄)


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