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先輩インタビュー INTERVIEW

患者様・ご家族そして職員の顔が見える大久保病院は、医療ソーシャルワーカーとして働きやすさ・働きがいある職場

兵庫県明石市・大久保にある特定医療法人誠仁会大久保病院の地域連携室で医療ソーシャルワーカー(MSW)

地域医療連携室 社会福祉士

大学を卒業後、社会福祉士、精神保健福祉士を取得し、大阪府内の急性期・療養型・緩和ケア病棟がある病院で医療ソーシャルワーカーとして約4年間勤務。その後兵庫県明石市に転居し、2015年4月に大久保病院に入職。

<目次>
大久保病院を選んだ理由
大久保病院で経験できること
やりがいを感じられる職場
職場の雰囲気、今後の目標

MSWの仕事に興味を持ったきっかけ

大学のゼミの教授が、もともと急性期病院でMSWとして働かれていた方でした。

医療を受けたい方がスムーズに治療・入院そして退院できるように、患者さんの抱えるさまざまな問題の把握・整理・調整を行う。例えば医療費の負担に不安を感じている患者さんやご家族様に対して、利用できる社会福祉制度や各種サービス・保険・法律などを紹介し、調整していくことが医療ソーシャルワーカーの役割です。

その教授と出会ったことで、病院という医療職が中心の世界の中で、社会福祉の視点をもって働ける職種があるということを知り、私も挑戦してみたいと興味を持ちました。

大久保病院を選んだ理由

結婚して兵庫県明石市に転居し、自宅から近かった大久保病院に見学に来させていただきました。見学の際に看護部長から「職員みんなの顔が見える職場だよ」と言われた言葉がとても印象に残っています。全職員の顔と名前が分かって『誰と仕事をしているか分かる』ということは職員間の連携の良さにもつながると感じました。

また、急性期から慢性期まで幅広い役割を持った病院であるため、さまざまな経験・勉強ができるのではと考え、入職を希望しました。

兵庫県明石市・大久保にある特定医療法人誠仁会大久保病院 チーム医療

大久保病院で経験できていること

前職も急性期から療養型・緩和ケアといった機能を持った病院だったため、触れる社会福祉制度等が同じで、業務にはスムーズに慣れることができたと思います。

前職では受診・入院調整が業務の中心ではありましたが、大久保病院に入職してからは退院調整業務により携わる機会が増えたように感じます。他院との連携や地域のケアマネージャーや訪問看護ステーションとの関わり、行政との関わりも多く、他職種連携や社会資源の活用などの学びは沢山あると感じています。

印象に残っている退院支援

脳梗塞で倒れられて、救急で運ばれてきた患者さんがいらっしゃいました。その患者さんのご家族さんは「家に連れて帰ってあげたい」と仰られていたのですが、介護量も非常に多く、ご自宅への退院はとても難しい状況でした。

私は当初止めていましたが、ご家族様と何度もお話を重ねていくと、退院できる環境を用意するために新たにお部屋を借りるなど強い覚悟を示されました。それを受けて私も、ケアマネージャーさんや訪問介護・訪問看護の方たちとカンファレンスを重ね、なんとか退院して生活できる準備を調整することができました。

退院後1ヶ月ほどでお亡くなりになられたのですが、ご家族様からは「あなたがいたから、家に連れて帰ることができた。とても心強かった」と感謝の言葉をいただくことができました。

兵庫県明石市・大久保にある特定医療法人誠仁会大久保病院の地域連携室で医療ソーシャルワーカー(MSW)

やりがいを感じられる職場

大久保病院では、ベッドサイドに出向いて患者さんご本人と直接コミュニケーションを取ることを心がけています。直接顔を見て相談をお聞きし、調整できたことを報告して差し上げると「安心した、ありがとう」と言っていただけることもあります。

また、退院された患者さんと外来でお会いすることがあります。医療ソーシャルワーカーとして退院支援に関わらせていただくことで、『その人の、その先の人生に繋がっている』ということを実感することができ、すごくやりがいを感じます。

兵庫県明石市・大久保にある特定医療法人誠仁会大久保病院の地域連携室で医療ソーシャルワーカー(MSW)

働きやすい環境

大久保病院に入職してから、2人の出産を経験し、産休育休も取得させていただきました。私の部署では、ある程度自分で予定をコントロールすることができるので、出産後も学校の行事等でお休みを入れたい時など自分自身で調整をつけて、仕事と子育てを両立することができています。

大久保病院では時間有給が取れることも働きやすさにつながっています。ちょっと銀行とかに行かないといけない時に、1〜2時間だけ早く帰らせてもらったり。土日は子供がいるため、平日に用事を済ませておきたいことが意外と多くあり、大変助かっています。

職場の雰囲気、今後の目標

地域医療連携室では、MSW・事務員・看護師合わせて9人ほどが仕事をしています。休憩時間にはお取り寄せグルメを持ち寄ってお喋りを楽しんだり、お休みの日に歓迎会でBBQをしたりと、とても仲の良い部署だと思います。年齢層も20代~40代で、私含めて子育て世代も複数人いるので、みんなで協力し合いながら働ける職場環境です。

私自身の目標としても、引き続きワークライフバランスを保ちながら、長く働いていきたいと考えています。

(インタビュー・文:MottoBrand 福井勝雄)


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